小さなステージから

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ハヴ・ア・”ナイス”デイー(小さなステージから)

ナイスとは形容詞であって名詞では無い。
P.P.アーノルドのバックバンドとして結成された”ナイス”だが、すぐにギタリストが辞め
キーボード・トリオになった。
キース・エマーソンが率いたこのバンド。あくまでもEL&Pがあっての前身バンドだが、
ところがどっこいEL&P以上に楽しいのです。
ティム・ハーディンやボブ・ディランのカバー、クラシックのカバー、映画音楽のカバー、とやりたい放題やったうえでの、オーケストラとの共演。シンセがなくてもオルガンとピアノだけでこの表現力。歌詞も人をくった歌詞が多く、楽しいです。
サイドメンのリー・ジャクソン(ベース&ヴォーカル)、ブライアン・デヴィソン(ドラムス)、もテクニックは無いが志は高く結構頑張っていたと思います。
後にこの二人はパトリック・モラッツを迎えて「レヒュジー」なるバンド(キーボード・トリオ)を組んで大失敗しますが、それもご愛敬でしょう。
若き日のエマーソンの孤軍奮闘ぶりが偲ばれる「ザ・ナイス」特にYOUTUBEなどでLIVEを観るとよいでしょう。お勧めです。