小さなステージから

音楽のすべて

[metal box]public image ltd (小さなステージから)

まず、のっけから10:34の「アルバトロス」である。ベースの中低音をブーストしてベース・アンプに過入力してアンプ・スピーカーから出た音をマイクで拾うとこのジャー・ウォーブルのベース・サウンドになる。70年代の「CAN」と同じ手法である。そして「メモリーズ」ドラムスがディスコのリズムなのに笑った。「swan lake」、「words cannot  express(言葉は何も伝えられない)」というメッセージが逆に響く。「ポップトーンズ」
「日本の車に乗ってドライビング」。「キャリアリング」このアルバムの中で一番好きな曲。キーボードも良いし「俺は殺人機械」。「ノー・バーズ」「グレイブヤード」「ザ・スーツ」「バッド・ベビー」「ソシアリスト」と続く。こうして聴いてみると、PILも他のイギリスのバンドと同じくレゲエ音楽をリスぺクトしてDUBをやったのだと思う。
「チャント」単純にカッコ良い。ピストルズっぽいかも?ラストは「ラヂオ4」BBCの事だと思う。
レコーディングってライブには無いマジックがあると思うのよ。何でも録音して編集すれば「音楽作品」になると思いますが皆さんは納得出来るでしょうか?僕はそう思います。
ミュージシャンよりもリスナーさんの耳を持て、そういうことです。[metal box]を聴いて僕は改めてそう思いました。テクニックよりもセンスを磨け、と思うのです。皆さんは納得できるでしょうか?