小さなステージから

音楽のすべて

「mirage」klaus schulze (小さなステージから)

ヴィスコンティの映画のような美青年(ご本人)ジャケットで「おかまのクラウス」の名を欲しいままにしたクラウス・シュルツェ。僕は長いことクラウス・シュルツだと思っていた。
オフィシャルで200枚以上のアルバムを発表したがやはり「moondawn」「mirage」の頃が良いな。
技術的にはテープ・エコーとシーケンスだけで手弾きのキーボードも特に難しくなくて、東郷かおるこに「ミュージック・ライフ」で0点付けられていたが、そこはミュージシャン。ツボを押さえたアドリブで僕の心をわしづかみ。
「mirage」の「ベルベット・ヴォヤージ」まるで城の中の湖を行くようだ。
「クリスタル・レイク」宝石の間が隠されていたようだ。
「moondawn」の「フローティング」体が浮くようだ。
「マインドフェーザー」SEがきいてまるで映画をみるようだ。
この人ドラムをやっていたのでリズム感が良い。なかなかのドラムプレイだ。
アーサーブラウンとのライブ盤凄かった。
「moondawn」のLPは中古盤屋の店の入り口の段ボールの中の100円コーナーに有った。
シュトックハウゼンの弟子だというのだが、どこが弟子だかわかりません。
ミニマル・ミュージック?もしかしてハウス?
兎に角自分一人でやるなんて肝が据わっている。下手なせいもあるけれども
一人の幸せ。1曲配線するのも大変だで。
瞑想音楽じゃないよ。プログレだよ。ジャーマン・プログレの流れです。


これからは音楽界はつるむのではなく一人で全部つくるべきなのだとおもいます。