小さなステージから

音楽のすべて

ナカヒラヤスシの今日の俳句.2021.11.14.

湯冷めせし乙女の髪の薫り立つ


すずろなる神の留守にぞ如何せん


訳もなく憤りしは神の留守


熱燗の父死ぬるまで父であり


美少女のマスク純白友はレズ


ふと見れば障子の影の女人かな


生欠伸促したるは置炬燵


おはようと言ひて気が付く息白し


六人が部屋におりしが咳一人


俳句って音楽だと思うのよ。
よろしくお願いいたします。

[the compact xtc]xtc (小さなステージから)

当時のシングル集だから「wake up」までしか入ってないが実に名曲アルバムなのです。
「science friction」で始まるがエコー&バニーメンやヒューマン・リーグといった当時のバンドと同じく1曲目というのはこんなもん。
「statue of liberty」自由です。
「this is pop?」XTCの代表曲。popに?が付いてpopsになっている。
「are you receiving me」君は受け止めてくれたのか?それとも欺いているのかい?ライブバンド(当時)なら誰でも悩むものです。
「life begins at hop」コリン(B)が歌っている。若いねえ。
「making plans for nigel」ナイジェルという弱気な少年はアンディ(v&g)だと思います。
「wait till your boat goes down」本当にそう思うよ。僕には敵がいて彼が自滅するのを願うばかりだ。
「generals and majors」これ軍人の歌だそうですね。僕は一般的大多数の人々が追いかけてくる歌かと思っていましたよ。
「towers of london」正統派ロンドン・ポップ。歌詞も良い。
「SGT rock(is going to help me)」僕もロックにどれだけ助けられているか。
「senses working overtime」働きすぎは良くない。特にアンディには。
「ball and chain」下ネタらしいんだけど良く解らないです。
「great fire」この頃のパワーポップ路線は僕は嫌いです。
「wonderland」トッド・ラングレンのプロデュースのアルバムから。アンディは気に入らなかったみたいだけどトッド・ラングレンのプロデュースは良かったと思う。他に良い曲が一杯あるのによりによってこの曲とは。
「love on a farmboys wages」これはこれなり。良い曲ですね。
「all you pretty girls」やっぱりこういうのがアンディなんだな。好きだ。
「this world over」この世界が終わったら次の世界が来る。次の世界が来るとは思わなかった。良いと思います。
「wake up」何をしても自由なんだ。目を覚ませ!目が覚めてコンパクトXTCは終わる。
この後もXTCは名曲を作り続けるが僕の持っているコンパクトXTCはこれで終わり。
目が覚めた?

「mirage」klaus schulze (小さなステージから)

ヴィスコンティの映画のような美青年(ご本人)ジャケットで「おかまのクラウス」の名を欲しいままにしたクラウス・シュルツェ。僕は長いことクラウス・シュルツだと思っていた。
オフィシャルで200枚以上のアルバムを発表したがやはり「moondawn」「mirage」の頃が良いな。
技術的にはテープ・エコーとシーケンスだけで手弾きのキーボードも特に難しくなくて、東郷かおるこに「ミュージック・ライフ」で0点付けられていたが、そこはミュージシャン。ツボを押さえたアドリブで僕の心をわしづかみ。
「mirage」の「ベルベット・ヴォヤージ」まるで城の中の湖を行くようだ。
「クリスタル・レイク」宝石の間が隠されていたようだ。
「moondawn」の「フローティング」体が浮くようだ。
「マインドフェーザー」SEがきいてまるで映画をみるようだ。
この人ドラムをやっていたのでリズム感が良い。なかなかのドラムプレイだ。
アーサーブラウンとのライブ盤凄かった。
「moondawn」のLPは中古盤屋の店の入り口の段ボールの中の100円コーナーに有った。
シュトックハウゼンの弟子だというのだが、どこが弟子だかわかりません。
ミニマル・ミュージック?もしかしてハウス?
兎に角自分一人でやるなんて肝が据わっている。下手なせいもあるけれども
一人の幸せ。1曲配線するのも大変だで。
瞑想音楽じゃないよ。プログレだよ。ジャーマン・プログレの流れです。


これからは音楽界はつるむのではなく一人で全部つくるべきなのだとおもいます。